併催行事

公開シンポジウム「ロボットのシステムインテグレーション」

日時・場所

2018年12月13日(木) 13:30-17:00
大阪工業大学 梅田キャンパス2階セミナー室204

主催

日本学術会議 機械工学委員会 ロボット学分科会

共催

公益社団法人 計測自動制御学会

後援

一般社団法人 日本ロボット学会
一般社団法人 日本ロボット工業会
ロボット革命イニシアティブ協議会

開催趣旨

 ロボットは,多くの要素の集合体としての巨大なシステムと想定できる.今後,IoT時代を迎えて,より多くの情報をロボットに取り込む必要が高まっている.このような状況において,センサ,アクチュエータ,コンピュータなどの要素をどのように選定し,どのようにシステムとして構築するかの技術と科学が重要となる.このためには,従来から議論されてきた設計科学,System of Systems, モデルベース/データベース,要素還元的手法,AIなどさまざまな視点があるものの,ロボットのインテグレーションとしての考察が十分ではない.そこで,本シンポジウムでは,現状の整理と今後の可能性を検討したい.

スケジュール・登壇者

司会:金子 真(日本学術会議会員,大阪大学大学院工学研究科教授)

13:30-13:50 川村 貞夫(日本学術会議連携会員,立命館大学理工学部教授)
「シンポジウムの趣旨とロボティクスのシステムインテグレーション科学の可能性」
13:50-14:10 原 辰次(日本学術会議連携会員,中央大学・研究開発機構教授)
「System of Systems: 「わ」の実現に向けた制御の視点」
14:10-14:30 金子 真(日本学術会議会員,大阪大学大学院工学研究科教授)
「システムインテグレーション設計における盲点」
14:30-14:50 國吉 康夫(日本学術会議連携会員,東京大学次世代知能科学研究センター長・情報理工学系研究科教授)
「現代AIの問題点とその解決:実世界に開かれた人間中心システムへ」
14:50-15:10 松原 崇充(奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科准教授)
「End-to-end強化学習とシステムインテグレーション」
15:20-15:40 大西 公平(日本学術会議会員,慶應義塾大学GRI特任教授)
「力制御のシステムインテグレーション」
15:40-16:00 本田 幸夫(大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部教授)
「福祉ロボットのデザインとシステムインテグレーション」
16:00-16:20 青山 和浩(東京大学大学院工学系研究科教授)
「システムの俯瞰技術としての構造化分析」
16:20-17:00 総合討論
司会:川村 貞夫(日本学術会議連携会員,立命館大学理工学部教授)
17:00 閉会

※本シンポジウムへの参加には,SI2018の参加登録は不要です.

企業セミナー

12月14日(金) 12:50-13:50 2階セミナー室204

「未来社会の実現に向けたHondaの取り組み」
-AI・モデルベース制御を用いたパーソナルカー自動運転システム-

安井 裕司(株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター ICSADブロック ホンダイノベーションラボ東京(六本木)主任研究員)

 自動運転システムには,高精度地図が存在する限定エリア内にてモビリティサービスを提供する限定エリアシステムと,AIを搭載したインフォティメントシステムとの対話によりレベル2からレベル4の自動運転レベルを切換ながら用いて都市間移動を可能とするパーソナルカー自動運転システムがある.本セミナーでは,Hondaが目指すパーソナルカー自動運転システムについて紹介する.

Honda

ランチョンセミナー(無料弁当を限定数配布予定)

12月13日(木) 12:00-13:00 2階セミナー室204

学会活性化ランチョンセミナー「SICE支部-部門連携のあり方」(SICE関西支部・SI2018合同企画)

SICE2018のSICE拡大理事会においてSICE支部-部門連携のあり方が議論された.その際の参加メンバーから本議論の背景,結論,将来についてご教示いただき,さらに皆で考えてみたい.
 キーノート:支部協議会副議長 高山 潤也(信州大学)「計測部門の部門・支部連携の取り組みについて」
 パネラー:部門協議会議長 藤田 壽憲(東京電機大学),関西支部長 大須賀 公一(大阪大学),支部協議会議長 田中 孝之(北海道大学),SI部門長 新井 史人(名古屋大学)

12月14日(金) 12:00-12:50 2階セミナー室204

WRS(World Robot Summit)ものづくり競技ランチョンセミナー(競技委員会企画)
競技会の裏側で見聞きしたあんなこと,こんなこと,びっくりネタが飛び出すかも・・・

12月15日(土) 12:00-13:00 2階セミナー室204

SICE論文塾ランチョンセミナー(SICE論文集編集委員会・SI2018合同企画)
詳細および申し込みページ

倉爪 亮(九州大学)「和文誌への投稿のすすめ」
 和文誌の状況,和文論文執筆の一般的な注意,SICE論文集の特徴,査読のポイント,通る論文とは?
木口 量夫(九州大学)「欧文誌への投稿のすすめ」
 欧文誌の状況,欧文論文執筆の一般的な注意,JCMSIの特徴,査読のポイント,通る論文とは?
野田 哲男(大阪工業大学)「企業の方への投稿のすすめ」
 研究開発業務の進め方と論文執筆.賞が取れる論文の構成とポイントとは?

マニピュレーション冬の学校

【募集を締め切りました】
申し込みフォーム

日時・場所

2018年12月16日(日)
大阪工業大学 梅田キャンパス11階1105教室(受付は1階)

主催

SI部門マニピュレーション部会

開催趣旨

 ロボットによる物体マニピュレーションは機械設計,画像処理,触覚センサ,力覚センサ, 制御,モーションプランニング,把持計画など 多様な幅広い技術のインテグレーションによって実現される.関わる研究者のバックグランドも多様であり,必ずしも全ての領域に精通しているわけではない.そこで,本学校では,マニピュレーション研究に関わるあるいは,これから新規参入しようと考えている研究者,技術者,学生に関連知識を提供し,技術力の底上げを目指す.初回となる今回は,物体ハンドリングの基礎知識,物体認識技術,World Robot Summit 2018をターゲットとする.

スケジュール

09:00-10:30 横小路 泰義(神戸大学)
「World Robot Summit(WRS)2018製品組み立てチャレンジの結果とWRS2020へ向けての課題」
10:40-12:10 小澤 隆太(明治大学)
「ロボットハンドの把持操作の制御法について」
12:10-13:10 昼休み
13:10-14:40 山崎 公俊(信州大学)
「マニピュレーションのための視覚情報処理・知識表現・認識」
14:50-16:20 藤吉 弘亘(中部大学)
「深層学習による画像認識技術と最新動向」
16:30-18:00 橋本 学(中京大学)
「ロボットのための3次元物体認識研究の現状と展望」
18:30-20:30 技術交流会(クラフトビール&個室バル シュヴァルツ梅田店 料金 4,000円 若干名受付可)

参加費

参加費は無料(技術交流会参加費は別途徴収いたします)

参加予定者数

上限100名程度